ゆうゆうかんかん 悠悠閑閑
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えー・・・カウンターが4000越えました。
ありがとうございますvvvv
感謝感激でございます!!
んが!
とりあえず、『パステルを祝う会』続行で。ww
お礼はこの企画の終了後ということで;;;
そんな訳で2日目です。
今回はパステルの袴姿が描きたくって出来ました;
すみませーん(汗
☆パステルを祝う会 PART2☆
《ある朝の出来事》
誰もいない弓道場での朝練中。
ぎり・・・・・
耳元で弦が放せと囁く。
矢が飛ばせと呟く。
的を見つめて狙いを定め、放す。
「パンッ!」
弓道場に心地良い破裂音が響き渡った。
くうぅぅーっ!
この矢が的に当たったときの音が私は大好き。
何度聞いてもいい音!
そうやって一人、余韻に浸っていると突然声を掛けられた。
「いいんじゃねぇの?今の。」
「トラップ!来てたの?」
「ああ。さっきな。」
「今の良かったよね?自分でもそう思う!」
「矢も真っ直ぐ飛んでたし、狙いも十分だろ。今のを忘れないでもう一回やってみそ?」
「うん!」
トラップに促されてもう一度弦に矢をつがえる。
「何があっても平常心だからな。りきみすぎんなよ?」
「う、うん。」
すー。はー。
呼吸を整える。
よし。
「当てようとか欲を出すなよ?狙いが狂うぞ。」
「・・・・わかった。」
・・・ちょっと黙ってて欲しい。
せっかくの精神集中が切れちゃうじゃない。
もう一度。
すー。はー。
弓道は呼吸も大事。
ゆっくりと弓を打ち起こす。
「ほら。肩に力が入ってるぞ。力抜けって。」
「・・・・・・。」
うるさいなぁ。
教えてくれてるのは分かってるんだけど、自分のペースでやりたいじゃない?
それをごちゃごちゃ言われたら本当に集中できない。
「余計な事考えてんじゃねぇぞ!平常心で集中しろ!」
プチン!
何かが切れる音がした。
「さっきからうるさーいっ!!あんたのせいで集中できないでしょうが!!ちょっと黙っててよ!」
「なんだと!?せっかく教えてやってるのにその言い草はっ!?」
「やいやい五月蝿いって言ってるの!私の矢に・・・・射貫かれたい?」
「・・・・すみません。黙ってます。」
「絶対だからね?」
しっかりとトラップを睨み付けて牽制すると、
「・・・・わあーったよ。」
と口を閉じた。
それを見届けた私は再び的に向かう。
すー。はー。
うん。
平常心。平常心。
ゆっくりと弓を打ち起こしてバランスよく弓と弦を引く。
さっきと同じように、耳元で弦が鳴る。
ぎり・・・・。
しっかり狙いを定めて・・・・。
よし!
「あ!パステル、誕生日予定空けとけよ?」
びよ
なんとも情けない音をさせながら矢が飛んでいった・・・。
もちろん矢は的には当たらず、外れていた。
「・・・・トラップ、ちょっと的の横に並んで来てもいいよ?」
にこっと私が笑顔で的の方を指差すと
「こえっ!」
と、トラップが後ずさった。
「大丈夫!次は絶対外さないから。・・・・的も大きいしね?」
「的って俺の事だろうが!パステル、悪かったって!!」
「本当にそう思ってるの!?邪魔するんなら出てってよ!?」
「だあら謝ってるだろ!次はちゃんと黙って見とくから!」
「・・・・・次邪魔したら命は無いわよ?」
「へーへー。」
・・・・この後の朝練習が練習にならなかった事は言うまでもないけどね!
END
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