ゆうゆうかんかん 悠悠閑閑
悠悠閑閑へようこそ! 当ブログはフォーチュンクエストトラパス中心サイトです。 二次小説や日記などがメインの ブログ名のまま、のんびり運営です。 よろしければどうぞ!
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昨日、心の準備が出来てないって叫んだのに・・・・!
今日も寒いじゃん!!←
なんて言ってたら、ここよりも寒い地域の方に叱られそうですね。
雪が積もってないだけマシなはずなんだ!!
ガンバレ私!!
いつか必ず春は来る!!
《私信。》
リューラさん!!
大丈夫ですか!!??
クレイの不幸が乗り移ったとしか思えない(←ひどい)ですね!!泣
自身でブログを書くようになって、『記事全部消えました・・・。orz』の言葉の中に溢れている深い悲しみ(←オーバー)と憤りが共感できるようになりました。
血の涙が流れますよね。
リューラさん!!
ドンマイです!
ネバーギブアップです!!
オフ会レポート、楽しみに待ってますので!!
負けずに頑張ってくださーい!!!
《秘儀!電波返し!笑》
とりさん。
(お忙しそうなので、そのうち、受け取ってくださる事を願いながら。笑)
はて?何を仰ってますやら。
間にはさまっているのが大事なんじゃないですかvvvv
はさまってなかったら話になりません!
夜道・・・!!www
はいっv
夜這いに来てくださるの、楽しみに待ってますvvvv←
拍手、ありがとうございますvvv
パチレスたたんでおきます!!
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とりさんに描いて頂いたスケブイラストからの勝手にssです。
無断じゃなくなりました☆ww
快く了承してくださり、ありがとうございます!!(強気発言)ニコv
ssは、素敵なイラストをプレゼントしてくださったとりさんに捧げます!!
設定としては、結婚後のトラパスです。
《青と緑の似合う人》
「わぁ!すっごく安ーい!!」
一人で買い物途中、思わず目を引く安さに私は、一軒の店へと吸い寄せられて行った。
体って正直なもので、気が付いた時には商品を手に握りしめていた。
あははははー!
私、こう言うところは昔から成長してないよね。
貧乏パーティの頃に染み付いた感覚は、簡単には無くならないみたい。
今はパーティも解散し、トラップと結婚した私はドーマで二人暮らし中。
昔みたいなジリ貧生活じゃないのに・・・・・相変わらず安いものに弱いんだよね。
トホホホ・・・・。
「おやおや!トラップ坊ん所の若奥さんじゃないか。どうだいそれ!安いだろ?
いやぁー。間違って大量発注しちゃってねぇ、返品は聞かないっていうからさぁ。
仕方なく、特別セール実施中なんだよ!」
なるほど。それでこんなに安いのかぁ。
私がさっきから何を握りしめているかというと、実は『毛糸だま』なんだな。
なんと1玉、5Gだって!!
破格の値段だよね!!
これは買わなきゃ勿体無いよ!!
「買います!ください!!」
お店のおばさんは「ありがとね!」と紙袋に詰めてくれた。
私がこの毛糸を気に入ったのは安さだけじゃなく、色がとっても綺麗だったからなんだ。
空の青と草の緑が綺麗に合わさった、澄んだ青緑色。
うん!
きっと、トラップに似合うと思う。
ドーマの冬は厳しいから、あったかいマフラーを編んであげよっと。
今トラップは冒険に出ていて留守で、最低でも後一週間は帰ってこないんだよね。
だから、トラップが帰ってくるまでには仕上がるはずだもん。
丁度小説の方も一段落しているし、なにより・・・・・トラップのいない寂しさを紛らわす、良い方法かもしれない。
自分も冒険に出ている時は気付かなかったんだけど、ただ待つのって結構辛いんだよね。
家で一人ポツンと居てると会話も無いし、何をしていても一人で実は寂しい。
小説を書いたりもしているけど、気が付くといつもトラップの事を考えてる。
今何してるかな?
何処にいてるのかな?
トラブル起こしてないかな?
怪我してないかな?
・・・・・・トラップも私の事、思い出したりしてくれているのかな・・・・・。
そしていつも必ず最後に願う。
『無事に帰ってきますように・・・・・。』
と。
トラップが元気に帰ってきてくれるんだったら、私、寂しいの我慢してちゃんと待ってるからね。
いつもそんな風に思うんだ。
最近、リタが言ってた言葉をよく思い出す。
『パステルたちが無事に帰ってきてくれるとすっごく嬉しいよ!私は待つことしか出来ないけど、私は必ずここに居るからさ。ちゃんと待ってるから、いつでも帰っておいでよ!』
そう言って、冒険から帰ってきて猪鹿亭に行くとリタは、嬉しそうな泣きそうな顔で笑ってくれていた。
私を待ってくれている人がいる。
帰る場所がある。
それはとても心強い事実・・・・・・。
彼にとっても、そうであって欲しいと思う。
黙々と編み続ける事、5日目。
ついにマフラーは完成した。
したんだけど・・・・・問題がひとつ。
私、本当にただ黙々と編んでたのね。
何も考えずに。
そしたらなんと、すっごく長いロングマフラーが出来上がってしまった!!
どうしよう!?
あの時、毛糸玉を私は20玉買ったのね。
それだけ買っても、たった100Gだったんだもん!
あああぁ・・・・・。
それにしても失敗したぁ。
20玉全部使っちゃうなんて・・・・・。
こんなに長いマフラー、トラップは使ってくれないかもしれない。
試しに自分の首に巻いてみると、マフラーの端が床に着く。
歩くとズルズルと引きずっちゃう。
トラップの身長なら引きずる事は無いにしても・・・・・これは実用性に欠け過ぎるよね。
がっくりと肩を落としていると、急に表が騒がしくなった。
ん・・・・!?この声は・・・。
も、もしかして!!
慌てて窓から外の様子を覗くと、見慣れた盗賊団の姿を確認できた。
そして、逢いたいと思っていた彼の姿も。
予定より早い帰還に嬉しくなって、マフラーを握りしめたまま外へと飛び出す。
「トラップ!!お帰り!!」
「おぉっ!?よくわかったな。」
勢いよく玄関の扉を開くと、そこには驚いた表情のトラップが立っていた。
「怪我は無い?」
無事に帰ってきてくれたことに安堵しながらも、トラップの体を観察する。
あちこちボロボロになった服が冒険の過酷さを物語っていた。
「あぁ。服はあちこちボロボロになっちまったが、怪我はしてねぇよ。」
「そっか!良かった。おかえり、トラップ!」
トラップの言葉に安心して、やっと心から嬉しい笑顔になれる。
「おぅ!ただいま。・・・・それにしても、おめぇさっきから何持ってんだソレ。」
トラップが言ってるのは、もちろんあの無駄に長いマフラーの事。
「あはは・・・!コレねー。トラップにマフラーを編んでたんだけど、失敗しちゃった!」
えへへー。と笑う。
一人の時は自分の失敗に情けない気持ちで一杯だったけど、なんだかトラップの顔を見たら大した事じゃない気がしてきた。
それはきっと、トラップが無事に帰ってきてくれた嬉しい気持ちのほうが強いからかな。
「ぶっ!おまっ!それがマフラー??だーっははっはっは!!!どんだけ長いんだよ!?」
昔と変わらないトラップの無邪気な笑い声に嬉しくなりつつも、あえて頬を膨らます。
「だから、失敗しちゃったの!」
もう!トラップ笑いすぎー!!
「だっはははははっ!おめぇが編み物で失敗なんて珍しいなー。ぷぷっ!」
「だって、いろいろ考え事しながら編んでたら気付かなくって・・・・。トラップ笑いすぎだってば。」
私の言葉に片眉をピッと上げたかと思うと、にやりとイタズラそうに笑う。
「何?俺が居なくって寂しかったから?」
「ち、違うもん!!小説の事で・・・・」
「ふーん?俺はずっとおめぇに逢いたかったけど?」
反則的な言葉をこぼしながら、トラップは私の手からスルスルとマフラーを手繰り寄せていく。
「うっ。・・・・・・私もトラップに逢いたかった・・・よ?」
トラップはズルイ。
この長いマフラーの様に、私はトラップの思うがままに操られてしまう。
するん・・・!
長いマフラーの最後の端っこが私の手をすり抜けて、全てトラップの手の中に収まった。
「しかしほんっとーに、長いなぁコレ!」
そう言って自分の首に巻き始めた。
えぇっ!?トラップ、使ってくれるのー!!??
「トラップ!いいよ!やっぱり長すぎるもん。私、編み直すからさ!」
トラップの身長を持ってしても、やはり長すぎるマフラー。
ダランと垂れたマフラーが、不器用すぎる自分と重なる。
「確かに長すぎだな。こりゃ。」
くっくっく。と笑いながら「じゃあさ。」と言って、余ったマフラーを持ち上げる。
ぽふっ。
くるん!
「え・・・・・!?」
突然トラップに後ろ向きにされた私は、自分の首を見下ろして確認する。
そこには、トラップの首に巻かれた綺麗な青緑色のマフラーと同じものが巻かれていて・・・・。
「おおー!ぴったり!!」
後ろからトラップに抱きしめられて、ひとつのマフラーで繋がれた体。
背中にトラップの体温を感じて、ドキドキする。
「ト、トラップ・・・?」
「このマフラー、一人で使うには長すぎっけど、2人で使うならぴったりの長さだぜ?」
ちらっと肩越しに後ろを振り返ると、トラップの首から伸びた澄んだ青緑色はそのまま私を繋ぎとめていた。
「本当だ・・・・。」
2人で巻いても窮屈に感じない、心地良い距離を感じるそんな絶妙な長さ。
後ろからまわされたままのトラップの手を、きゅっと握る。
マフラーの力だけじゃなくって、自分の力でトラップを繋ぎ止めようと。
「いい色のマフラーだな。」
後ろから嬉しそうな声がして、前を向いたまま私も笑う。
「うん!絶対トラップに似合うと思ったんだ!綺麗な青緑色でしょ?」
「ん?俺はおめぇに似合うなぁって思ったけど?」
「ええっ!?そう???」
驚いて改めてマフラーを見つめる。
そうかな?私にも似合うのかな・・・・?
空の青と草の緑。
私の大好きな色。
だって、大好きな人を思い出させてくれる色だから。
うん!
やっぱりトラップに似合うと思う。
綺麗な赤毛によく映える青緑。
・・・・本当に私、トラップに逢いたくて仕方なかったんだ。
今日は素直に甘えてみようかな。
トラップの嬉しそうな勝ち誇ったような顔がチラついて、ちょっと釈然としないけど。
そこで私は小さなイタズラを思いついた。
「ふふふっ!」
「・・・・なんだよ?いきなり。」
突然笑い出した私を、訝しげに覗き込むトラップ。
「あのね!このマフラーがブーツ家代々の、ありがたーいマフラーだったら面白いなぁと思って!」
ふふふっと笑うと、耳元で不機嫌そうな声がする。
「・・・・・その話はもう忘れろっ!!!」
小さな悪戯。
いつもトラップの思うがままにされてしまうから、ささやかな反抗。
ごめんね?
もう意地を張らずに、素直になるから許してね?
ゆっくりと振り向くと、拗ねたトラップの顔が見えて頬が緩む。
2人を繋ぎとめてくれているマフラーを、くいっ!と手繰り寄せるとそのままトラップの顔が近づいてくる。
ちゅっ。
軽く唇に触れるだけのキス。
トラップの瞳を見つめながら、にっこり笑う。
「私も、すっごく逢いたかったよ。トラップ!」
おしまい。
とりさん!
本当に素敵なイラスト、ありがとうござました!!!
オフ会帰りの電車の中から考え出したssです。
幸せそうな2人、ご馳走様でした☆
こんなに寒くなられても、心の準備が出来てませんっ!!!
・・・とか叫んでみる。
外で立ってられない。
寒すぎてちんたら歩いていられずに、思わず走ってしまうくらいです。
本気で寒いですね。
半端ない。
あ。
私信です。
和稀さん、遅くなりましたがリンクありがとうございます!!
えへへーv
これからもどうぞ、よろしくお願いします!
とりさん、取り敢えず・・・許してもらえたって事でいいですか?笑
そうですか。
ありがとうございますvvvv(ニコv
あと、弓道についてメルフォにお手紙くださった方!!
反応、ありがとうございますーvvv
弓道経験者いらっしゃったvv
わぁーい!それだけで嬉しいです!
ぜひ!弓道漫画読んでみてくださいませー☆
ああ・・・弓、引きたいなぁv
そうだ!
学パロトラパス、パチパチの拍手を勝手にご要望だと勘違いして(笑)書かせていただきますv
でもその前に一本、書きたいssがあるのでその後になりますが・・・・・。
じゃあ、『書きたいss』書いてきますv
12月16日梅田にて、リューラさん、んこれなさん、まるりさん、とりさん(お会いした順)とオフ会してきちゃいましたよー☆
今回のオフ会は、まるりさんがメルフォにくださった『オフ会、いいですねー。』の一言からすべては始まりました。
んこれなさんと色々相談しながら、お声を掛けさせて頂くと、とりさん経由でリューラさんもお越しくださることに!!
ちょうど、リューラさんとも『オフ会したいですね!』とお話していたところだったので、こんなに早くお会いできるなんて思ってもみませんでしたよー。
ありがとうございます!
・・・・そんな訳で。
なんだか、色々と謝り通しなオフ会レポートです。笑
よろしければどうぞー!!!
『今日は絶対、遅刻しない!!』
そう意気込んで出てきたので、絶対一番乗りだと思ってたのにまるりさん、早すぎです。ww
でも、私がまるりさんに気付かずスルー・・・・;
ごめんなさーい;
待ち合わせ場所で突っ立っていると、突然隣からお声が・・・・
振り向くと、リューラさんでした!
ご挨拶していると、人ごみの中をんこれなさんが歩いてこられて合流。
続いてまるりさんも合流してくださり、残るはとりさん・・・・・。
もうね。
とりさんは私の中のイメージ通りでしたよー。
『トラパス臭が・・・・』って、醸し出してしてないから!そんな匂い!www
とりさんとリューラさんから、素敵なオミヤを頂いてしまいました☆
ありがとうございますvvv
はい。
無事、子供に奪われました。orz
そんな訳で、集合時間の5分前に全員集合!
うわぁあー!
すごーい☆
優秀ですねぇー。パチパチ
・・・・・・・・・・。
・・・あのうー・・・・
・・・ランチをする予定のお店、openまであと30分以上もありますが!!(汗;
常に、どちらかが必ず遅れてくる今までのオフ会(笑)を基準にしてた私が悪いです。
すみません。
突っ立ってても仕方ないので、取り敢えずお店に向かって歩く事に。
えー・・・・。
今回もみいは、連れて行ってもらう専門でお願いします!!ニコッ☆
とりさんと、んこれなさんの背中を見つめながら。
お2人ともとっても頼もしい、どこまでも付いて行きたくなるお背中でしたvvvv
そんなお2人の後ろで、早速まるりさんとリューラさんとトラパストークvvvvvv
語りあえるって楽しー!嬉しー!幸せー!!
風は、もーっのすごく冷たく寒かったですが、心はホクホクvvv
そんな幸せを感じていると、お店に到着ー!
やっぱり早く到着してしまって待つことに;
でもopen前に来店したにもかかわらず、「お席にどうぞー。」と案内してくださる素敵なお店でした。
席に着いて色々お話していると、とりさんから
「沙石さんの字が違うよ?」
と・・・・・・。
他のみんなも、「ウンウン。」頷いてるし。
・・・・え?
違う?
何が違うの???
「砂じゃなくって、『さんずい』だよ。パチレス見て、前から『間違ってるなぁ』って思ってたんだよねー。」
やっぱり周りの人たちも「ウンウン。」
ガ
な・・・・・なんて事だ・・・。
思わず、
「気付いてたなら教えてー!!!(泣)」
と、叫んじゃいました。
『ばーか!今まで気付かなかった、おめぇがわりぃーんだよ!!』
頭の中で、どっかのシーフが突っ込んでたけど。
沙石さん!本当にすみませーん!!(叫び
私の事は、煮るなり焼くなりお好きにどうぞー!!
他には
「バーナーじゃないよ。バナーだよ。」
と何回目かの説明をんこれなさんにして頂き・・・・・。|||||orz
私の勝手な思い込みで、
みい「とりさんって京都の何処に住んでるんですか?」
とりさん「え!?私、兵庫だけど?」
みい「・・・・あれぇ?京都じゃなかったっけ・・・・?」
んこさん「みいちゃん・・・・それ、前も言ってたけど私、兵庫だよって教えたよね?」
みい「・・・・・・・。はっ!そうだった!!(汗)」
他にもいろいろ・・・・・
ちょっと、自分の思い込みの強さにうんざりしたランチタイムでした。
いやいや!
楽しいランチタイムだったんですよ!?
ご飯も美味しかったし、まるりさんの息子さんのお話も面白くって、チビトラップ見たかったなぁ!
とか。
FQ公式の携帯待ち受けのキットンがあまりにも、かわいいスギーvvvv
とか。
『アイスコーヒー』と書かれた『ジャスミン茶』を飲んだり。笑
窓際に座っていたので、リューラさん、とりさん、まるりさんが逆光になっていて、後光が射してたり。
んこれなさんの旦那さんに向かって、エールを送ってみたり。ww
うんうん!!
楽しいランチでした!!!
お腹も膨れて次は、カラオケBOXへ移動。
その移動中、とりさんの持っていた紙袋からティッシュ箱が見えたんです。
みい「なんでティッシュを箱ごと???」
とりさん「あー、これでいいかなぁと思って持ってきた。」
・・・・・・え;
なんで?とりさん??
ティッシュがいるなら、ポケットティッシュでいいんじゃあ・・・・??
わざわざ箱ごと?
いろんな疑問が私の頭の中を通り過ぎて出てきた答え。
↓
↓
とりさん!怒らないでね!!(必死!)
先に謝っときます。
すみません!
↓
↓
『あー。ポケットティッシュでは足りないくらい鼻水出るのかな?』
でした。
ちょっ!!
とりさん!物投げないでぇー!!!
とりさん、本当にすみませーん!!wwww
でも、あの時は本当に素でそう思ったんです。笑
ええ。
馬鹿ですから!
私、馬鹿です!!
大馬鹿者で大丈夫です!!←?
帰りの電車の中で
『あ!絵の具の為だったんだ!!』
って気付きました;;;
いやぁー、気付いてよかった。
また危うく、『とりさんは鼻炎持ち』なんて間違った情報を記憶するところでした。笑
あぶない。あぶない。
でもこの時の私はそうとは知らず、密かにそんな疑問を抱きつつも、カラオケBOXに到着。
部屋に入ってさっそく、スケブ交換です!
とっても、楽しみにしてたんだもーん!
まずはとりさんに
『おねがいしまーすvv』
と渡すと、
『はああぁあ・・・・。』
と、ため息つきながら受け取ってくださいました。ww
何?
何のため息なの???ww
私はとりさんのスケブに落書きを。
あんな絵・・・
とりさんのイラストに比べたら落書きにもならねぇ。
とりさんの描いて下さったイラストは、みんなの携帯待ち受けになってる事だと思います。笑
それぐらい素敵なイラストで、ニヤニヤが止まりません!
エヘヘーvvvv
まるりさんは
「絵は描けないんです。」
なんて仰りながらも、とってもかわいらしいパステル達を書いてくださりました☆
しかも、ギアまで!!
トラップ怒るよ!
ヤキモチ焼くじゃん!!www
まるりさんのノートにもお絵かきさせて頂いたのですが、
「誰じゃこいつはー!!!(絶叫」
なトラップになってしまって、あまりにも申し訳ないので新たにもう1枚描かせて頂きました;
ごめんね。まるりさん。
いらなかったら破り捨ててください・・・・。orz
リューラさんは、絵チャの時の神業のようなマウス書きを彷彿とさせるような素敵な模写絵を!!
凄いよ!!
リューラさん!!
なんであんなに上手に模写出きるのか、本当に尊敬です☆
かっこいい、オーブを持ったトラップをプレゼントしてくださりました!
ありがとねーvvv
私からは、リューラさんのリクエストにより『ルーミィ』を。
私、「ルーミィ初描きかも。」とかほざいてましたが、嘘です。
以前に拍手絵で書いたことありました;;;
ちゃんとルーミィに見えるでしょうか・・・・?ドキドキ///////
んこれなさんからは・・・・時間がなくってまた次回にお預けです。
にへへvvv
楽しみにしてますv
んこれなさんからのリクエストは、以前初オフ会の時に合作した『初めての夜』のその後を!
というもので・・・・。
やっちまった。
書いちゃった。
私その絵、また直視出来ないよ。
恥ずかしすぎて。
んこれなさんが持ってるイラストはそんなのばっかりなんじゃ・・・・。汗
カラオケBOXでの3時間、みっちりお絵かきさせていただきました。
みんなはスケブ交換も落ち着いてカラオケがスタート!
リューラさんの素敵な歌声には癒されます!!!
是非!是非!また、聞かせてくださいねーvvv
とりさんの歌声はめっちゃ可愛いデスvvv(反則的に!)
まるりさんは「カラオケ5年ぶり;;;下手ですよ?」と仰りながらも、とてもお上手でしたよーvvv
んこれなさんはご自身のブログ名の由来でもあるB’zの『HOME』を歌ってくださいました!
「歌詞が、まんまトラパスだから!」
そう言う、んこれなさんの歌声を聴きながらみんなで
「ほんとだぁー!!!爆笑!!」
聞いたことの無い方、是非聞いてみてくださーい!!
・・・・・え?
私は歌ってません!
そんな余裕は一切ありませんでした;
落書きするのに必死でしたから。
でも、みなさんの素敵な歌声はしっかりと聞かせていただきましたので!!!
ありがとうございまーす!!
みいは満足ですvvvvvv
そして・・・・・・私はここでタイムアウトです。
子供のお迎えがある為に、再び大阪駅に戻ってみなさんとお別れです。
わざわざお見送り、ありがとうございました!!!
短い時間でしたが、とーっても楽しい時間でしたよ!!!
ご一緒してくださいました、リューラさん、んこれなさん、まるりさん、とりさん。
本当にありがとうございました!
こんな私ですが、よろしければまた、お付き合い頂ければ嬉しいですv
以上。
オフ会レポートでした☆
ここまで、お付き合いくださり、ありがとうございました。ペコリv
気付いたら12月でした。
日が暮れてくると、いろんな所でイルミネーションが綺麗で・・・・・
「あー。12月だ。」
と思う今日この頃です。
Mさん!
『青春ー』にも反応、ありがとございますvvvv
いいですねーv
青春vvvvv
私、本当に弓道漫画が大好きですv
キャラ設定に『弓道部員』とかあるだけで好きですから。笑
だれか弓道経験者いらっしゃらないかしら・・・・・?
語り合ってみたいです。
正面打起こしですか?斜面打起こしですか??とか。笑
・・・・・どーでもいいですね。
すみません;
でも、今思うとクラブ活動って青春真っ盛り☆でしたよねー。
(ふっ。過去形か・・・・・)
楽しんでたなー青春。
テスト期間中とかに、同じクラブの友達と朝の7時に学校に行って弓道場でテスト勉強したり。
(一夜漬けならぬ朝漬け?)
え?もちろん。惨敗ですけど?
問題でも??
夜中に学校に潜り込んで弓道場で泊まったり。
(良い子は真似しちゃいけません☆)
あとは弓道場でBBQとかもしたなぁ・・・。
(あ。これは顧問立会いで。笑。本当はありえないけどね。)
盛り沢山遊んでました。
私、高校時代って勉強してた記憶が一切ありません!!
(威張る事じゃない!)
学校はね、私にとっては寝る所でした。
弓道場でもよく寝たわ・・・・そう言えば;
んー。勉強は小学校2年生くらいまでですね。笑
ちゃんとしてたの。
高校時代は弓道もしてたのですが、生活の大半はバイトに費やしてたので、遊び相手はもっぱら年上ばっかり。
夜中に京都から車で、鳥取砂丘を見に行って真っ暗闇で何も見えなくって、着いて5分で帰ってきたり。
バイト友達と初日の出ならぬ『末日の出』を見に行こう!!
と12月31日の朝6時にバイト先集合だったのに、友達は寝坊して来なかったり・・・。
うん!
若いって素晴らしい☆
むりくりまとめてやる!笑
・・・・・あ。
今思いついたんだけど。
トラパス学パロ設定の『弓道部』とか面白そうvvv
うんうん!!
萌えれる!!
私、十分萌えれます!この設定スキーvvvv
もしも『読みたいですv』とおっしゃってくださる方がいらっしゃったら、書くかもです。ww
すっごく自己満の世界ですみません・・・・・。←今更?
日が暮れてくると、いろんな所でイルミネーションが綺麗で・・・・・
「あー。12月だ。」
と思う今日この頃です。
Mさん!
『青春ー』にも反応、ありがとございますvvvv
いいですねーv
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私、本当に弓道漫画が大好きですv
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だれか弓道経験者いらっしゃらないかしら・・・・・?
語り合ってみたいです。
正面打起こしですか?斜面打起こしですか??とか。笑
・・・・・どーでもいいですね。
すみません;
でも、今思うとクラブ活動って青春真っ盛り☆でしたよねー。
(ふっ。過去形か・・・・・)
楽しんでたなー青春。
テスト期間中とかに、同じクラブの友達と朝の7時に学校に行って弓道場でテスト勉強したり。
(一夜漬けならぬ朝漬け?)
え?もちろん。惨敗ですけど?
問題でも??
夜中に学校に潜り込んで弓道場で泊まったり。
(良い子は真似しちゃいけません☆)
あとは弓道場でBBQとかもしたなぁ・・・。
(あ。これは顧問立会いで。笑。本当はありえないけどね。)
盛り沢山遊んでました。
私、高校時代って勉強してた記憶が一切ありません!!
(威張る事じゃない!)
学校はね、私にとっては寝る所でした。
弓道場でもよく寝たわ・・・・そう言えば;
んー。勉強は小学校2年生くらいまでですね。笑
ちゃんとしてたの。
高校時代は弓道もしてたのですが、生活の大半はバイトに費やしてたので、遊び相手はもっぱら年上ばっかり。
夜中に京都から車で、鳥取砂丘を見に行って真っ暗闇で何も見えなくって、着いて5分で帰ってきたり。
バイト友達と初日の出ならぬ『末日の出』を見に行こう!!
と12月31日の朝6時にバイト先集合だったのに、友達は寝坊して来なかったり・・・。
うん!
若いって素晴らしい☆
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トラパス学パロ設定の『弓道部』とか面白そうvvv
うんうん!!
萌えれる!!
私、十分萌えれます!この設定スキーvvvv
もしも『読みたいですv』とおっしゃってくださる方がいらっしゃったら、書くかもです。ww
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拍手、ありがとうございますvvvvv
お待たせしてしまったのに、暖かい拍手に心があったかいですv
メッセージくださった方へのお返事は、下にたたんでありますv
本当に、ありがとうございます!!!
えー。さてさて、新刊コミック。
D・グレ19巻、きみ カケ7巻、青春 攻略本1巻読みましたー☆
特にここで熱く語る事はしないですが、(笑)
アレン!!踏ん張って!!持って行かれてんじゃないよ!とか。
ユウの最後の表情に泣きそうになったりとか。
イコロー!!!シロー!!(涙!涙!)とか。
弓道LOVE!LOVE!青春最高!!だったり。
(管理人元弓道部のため;飛び道具だぜ☆ww)
一気に読破してしまいました。vvvvvv
来月には『赤髪―』も発売されるみたいで・・・・!!
わぁーい!楽しみですvvvvv
沙石さん、貴重な情報(みいにとって。笑)ありがとうございましたーvvv
『癒えぬ傷跡』に対する感想も、ありがとうございますvvv
少し、状況説明に言葉足らずで混乱させてしまった箇所がありましたので、加筆修正させて頂きました。
話の内容は変わっておりませんので、特に読み返していただく必要はないかと思います☆
貴重なご意見、ありがとうございました!!!
お待たせしてしまったのに、暖かい拍手に心があったかいですv
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本当に、ありがとうございます!!!
えー。さてさて、新刊コミック。
D・グレ19巻、きみ カケ7巻、青春 攻略本1巻読みましたー☆
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アレン!!踏ん張って!!持って行かれてんじゃないよ!とか。
ユウの最後の表情に泣きそうになったりとか。
イコロー!!!シロー!!(涙!涙!)とか。
弓道LOVE!LOVE!青春最高!!だったり。
(管理人元弓道部のため;飛び道具だぜ☆ww)
一気に読破してしまいました。vvvvvv
来月には『赤髪―』も発売されるみたいで・・・・!!
わぁーい!楽しみですvvvvv
沙石さん、貴重な情報(みいにとって。笑)ありがとうございましたーvvv
『癒えぬ傷跡』に対する感想も、ありがとうございますvvv
少し、状況説明に言葉足らずで混乱させてしまった箇所がありましたので、加筆修正させて頂きました。
話の内容は変わっておりませんので、特に読み返していただく必要はないかと思います☆
貴重なご意見、ありがとうございました!!!
続き、書き上げてしまいましたvvv
薬飲んだので、痒いのは大丈夫です!!
ではどうぞー☆
(前半を読んでない方はこちらを先にどうぞ!→癒えぬ傷跡
《癒えぬ傷跡・続》
お、俺は馬鹿か・・・・。
ついさっきの出来事と自分の行動に、ドッと後悔の念が押し寄せる。
情けねぇにも程がある。
あそこまでしといて逃げ出すなんて・・・・・。
馬鹿だ俺は・・・・・。
俺は家の前に立っている木にもたれながら、空を仰いだ。
吐く息は白く、夜風に連れ去られた。
はぁあああああ・・・・。
ったく。
調子狂う。
本当はあんな風に本気のプロポーズをするつもりなんか、さらさらに無かったんだ。
ただ、いつものようにパステルに嫌味を言って、怒った顔にちょっかいを出すつもりだったのに・・・・・。
気付いたら、
「俺が護ってやる」
そんな本音が零れてて・・・・・。
だああぁああっ!!
あんな台詞、俺のガラじゃねぇーっつーの!!!
しかも、しかも!!
いつもなら神業的な天然さで、『なんで?トラップが??』とか言って返してくるのに、今日は・・・・
『なんだか、プロポーズみたいだよ?』
・・・・・ちゃんと伝わってんじゃねぇーかっ!!
何でこんな時に限って伝わってんだよ!!??
だあああぁっっくっそー!!!
本気で調子狂うっちまう。
馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ・・・・・・!!
俺は馬鹿だぁあっ!!
うがあぁあぁぁー!
「情けねぇ・・・・・・・。」
ポツリと呟いた俺の懺悔も同じように、闇へと吸い込まれていった。
俺はなんであんなに弱気になってたんだ?
あの時・・・・・
風呂から上がって部屋に入るとクレイは居なくて、代わりに終わりの無い暗闇が俺を待っていた。
今から考えるとただ、カーテンも閉まっていて外の景色が一切入ってこなかった事と、今日が新月だったって事。
ただそれだけの理由。
でも、俺の心を揺さぶるには簡単な罠。
俺は少しでも明かりが欲しくてカーテンを引いて月を探した。
別に満月じゃなくっても良かったんだ。
今にも消えてしまいそうな細い細い三日月でも・・・・。
俺の目に映ってくれさえすれば、そこに居てさえくれたら。
しかし、そこには闇があるだけだった。
ただただ、深い闇が・・・・・・・。
ドクンッ
変な焦燥感が体を駆け巡った。
いつもそこにあると思っていたものが、ある日忽然と姿を消したような虚無感。
大切なもの達が、いとも簡単にこの手をすり抜けて落ちていくような・・・・・・・。
そんな漠然とした不安が、俺の中の闇を浮かび上がらせたんだ。
今、冷静になれば馬鹿らしいにも程がある。
闇にビビッてたんだからな。
冒険者が聞いて呆れるぜ。
あーあ!
本当にいろいろ情けねぇーなー、俺。
でも、あそこで飛び出しといて正解と言えば正解だったのかも知れねぇ。
なぜなら、あの現場をクレイに目撃されてた可能性もあったんだ。
そこまで考えて、背筋に嫌な汗が流れる。
っあっぶねぇー!!
それこそ冗談じゃねぇー!
ってか、冗談にならねぇ。
パステル、怒ってんだろーな。
ふと、パステルの石鹸の香りがしてさっきの出来事を思い出す。
空耳ならぬ空匂い?
・・・・・相当来てんのか?俺は。
そんな自分に呆れていると、今度はちゃんと鼻が匂いを拾ってきた。
「パステル!?」
あわてて振り返るとそこには、パステルとは似ても似つかないずんぐりむっくりした男。
「・・・・・なんだよ。キットン。」
こいつから石鹸の匂いがするなんて想像つかねぇけど、明らかにキットンから匂ってくる。
・・・いや。
キットンから匂ってきても、俺の理性はちっとも揺らがねぇけどよ?
揺らいだらそれこそ、相当ヤバイだろ俺。
「ぐふっふっふっふ!トラップ、ダメじゃないですかー逃げたりしちゃぁ。」
キットンから出た言葉に背筋が凍る。
こ、こいつ・・・・まさか・・・・。
「な、何の事だよキットン?」
「壁に耳あり。扉に目あり。ですよ?」
一切悪びれない態度にイラッとくる。
「聞いてたってか?」
「いやぁー。あのままトラップが頑張る様でしたらクレイを引き止めるべく、私が一肌脱ごうと思っていたんですがねぇ。ぎゃっはっはっはっは!」
「うっせぇーよ!大きなお世話だっ!!」
「ぎゃっはっはっはっは!!!しかも、パステルの匂いがしただけで振り向くなんて、ベタ惚れですね、ベタ惚れ!!」
「だから、うっせぇーつうの!なんだよ!おめぇはスグリの匂いで振り向かねぇのかよっ!!」
だぁあっ!イライラするっ!!
「もちろん、振り向きますよ?当然でしょ?」
「・・・・・・・・。」
そんな堂々と・・・・・恥じらいとかねぇのかよ。
お前には。
「・・・・・あっそ。」
なんだか、こいつに付き合うのもめんどくせぇ。
だんだん体も冷えてきたし、そろそろ家に戻ろ・・・・。
「ん・・・・・!?」
玄関に向かって歩いてキットンとすれ違った時に、俺は変な違和感を感じた。
・・・・キットンから石鹸の匂いがしねぇ。
いや。でもさっき確かにこいつから匂いがしてきたのに?
「・・・・キットン、風呂入ったんじゃねぇの?」
「はい?もちろん入ってませんよ?」
「威張んじゃねぇーよ!ったく。じゃあさっきの匂いは・・・・?」
もしかして、あいつも外にいるのか?
ぐるりと見渡すが、パステルの姿は何処にもない。
「ふふふっ!さっきのは、私の素晴らしいプンスー魔法です!!」
「・・・・・しょーもねぇ。」
一気に脱力。
「たかがそんな匂いのために魔法を使ってんじゃねぇーよ!」
ゴツンと拳骨を落とすと、文句を言いながらも負けじと言い返してきた。
「何を言ってるんですか!?愛しい人の匂いと言うものは精神安定剤になるんですよ!?
まるで此処にいてるかのように、目には見えなくても触れられなくっても絶対的な安心が得られる、存在を感じられる大切なものなんです!
現にあなたも石鹸の匂いだけでパステルを連想したではありませんか!!」
「ぅぐっ、そうだけどよぉ・・・。なんか、変態臭いぞおめぇ・・・・。」
「私の事は良いんです!それよりもトラップ。
ちゃんとパステルにフォロー入れないと後々、面倒な事になりますよ?」
「それこそ、おめぇには関係ねぇだろっ!!」
くそぉー。
こいつは痛いとこ突いてくんじゃねぇよ!
「・・・・トラップは何を躊躇っているのですか?いつまでも悪戯に誤魔化してなんかいないで、パステルに正直に話してみてはどうですか?不安で仕方ないって。」
「ばっ!!んな事言えるか!笑われるのがオチだろ!?」
「パステルは笑ったりしません。そう言う子でしょ?」
「・・・・・・・・・。」
「ありのままの貴方もちゃんと受け止めてくれる。パステルはそう言う子です。きっと貴方一人で抱えている方がパステルも辛いと思いますよ?トラップ、貴方の今の気持ちを正直に打ち明けてみてはどうですか?」
「・・・・・・・・・。」
「パステルはまだ起きてると思いますよ。さっきリビングに居てましたから。私は先に休みます。」
そう言って俺に背を向けて玄関に向かう背中に口を開く。
「・・・・・さんきゅ。キットン。」
キットンは少し振り返りながらいつもの笑顔で
「おやすみなさい。」
そう言うと玄関の中へと消えた。
あいつにちゃんと話そう。
そして、もうしばらくプロポーズは先送りにしよう。
別に逃げるわけじゃねぇ。
ただ今は、俺の正直な話を聞いて欲しいだけだ。
癒えぬ傷跡の先にある未来は真っ暗闇だけじゃねぇ。
それを教えてくれたあいつに。
パステルに出会えた幸せをかみ締めながら俺は玄関をくぐった。
癒えぬ傷跡と共に歩いていくお前が好きだと。
おしまい。
お、終わりましたー!!
なんとか丸く収まったのでしょうか・・・・・??ドキドキ
いつもキットンはいいヤツです。(トラパシストにとって。笑wwww
薬飲んだので、痒いのは大丈夫です!!
ではどうぞー☆
(前半を読んでない方はこちらを先にどうぞ!→癒えぬ傷跡
《癒えぬ傷跡・続》
お、俺は馬鹿か・・・・。
ついさっきの出来事と自分の行動に、ドッと後悔の念が押し寄せる。
情けねぇにも程がある。
あそこまでしといて逃げ出すなんて・・・・・。
馬鹿だ俺は・・・・・。
俺は家の前に立っている木にもたれながら、空を仰いだ。
吐く息は白く、夜風に連れ去られた。
はぁあああああ・・・・。
ったく。
調子狂う。
本当はあんな風に本気のプロポーズをするつもりなんか、さらさらに無かったんだ。
ただ、いつものようにパステルに嫌味を言って、怒った顔にちょっかいを出すつもりだったのに・・・・・。
気付いたら、
「俺が護ってやる」
そんな本音が零れてて・・・・・。
だああぁああっ!!
あんな台詞、俺のガラじゃねぇーっつーの!!!
しかも、しかも!!
いつもなら神業的な天然さで、『なんで?トラップが??』とか言って返してくるのに、今日は・・・・
『なんだか、プロポーズみたいだよ?』
・・・・・ちゃんと伝わってんじゃねぇーかっ!!
何でこんな時に限って伝わってんだよ!!??
だあああぁっっくっそー!!!
本気で調子狂うっちまう。
馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ・・・・・・!!
俺は馬鹿だぁあっ!!
うがあぁあぁぁー!
「情けねぇ・・・・・・・。」
ポツリと呟いた俺の懺悔も同じように、闇へと吸い込まれていった。
俺はなんであんなに弱気になってたんだ?
あの時・・・・・
風呂から上がって部屋に入るとクレイは居なくて、代わりに終わりの無い暗闇が俺を待っていた。
今から考えるとただ、カーテンも閉まっていて外の景色が一切入ってこなかった事と、今日が新月だったって事。
ただそれだけの理由。
でも、俺の心を揺さぶるには簡単な罠。
俺は少しでも明かりが欲しくてカーテンを引いて月を探した。
別に満月じゃなくっても良かったんだ。
今にも消えてしまいそうな細い細い三日月でも・・・・。
俺の目に映ってくれさえすれば、そこに居てさえくれたら。
しかし、そこには闇があるだけだった。
ただただ、深い闇が・・・・・・・。
ドクンッ
変な焦燥感が体を駆け巡った。
いつもそこにあると思っていたものが、ある日忽然と姿を消したような虚無感。
大切なもの達が、いとも簡単にこの手をすり抜けて落ちていくような・・・・・・・。
そんな漠然とした不安が、俺の中の闇を浮かび上がらせたんだ。
今、冷静になれば馬鹿らしいにも程がある。
闇にビビッてたんだからな。
冒険者が聞いて呆れるぜ。
あーあ!
本当にいろいろ情けねぇーなー、俺。
でも、あそこで飛び出しといて正解と言えば正解だったのかも知れねぇ。
なぜなら、あの現場をクレイに目撃されてた可能性もあったんだ。
そこまで考えて、背筋に嫌な汗が流れる。
っあっぶねぇー!!
それこそ冗談じゃねぇー!
ってか、冗談にならねぇ。
パステル、怒ってんだろーな。
ふと、パステルの石鹸の香りがしてさっきの出来事を思い出す。
空耳ならぬ空匂い?
・・・・・相当来てんのか?俺は。
そんな自分に呆れていると、今度はちゃんと鼻が匂いを拾ってきた。
「パステル!?」
あわてて振り返るとそこには、パステルとは似ても似つかないずんぐりむっくりした男。
「・・・・・なんだよ。キットン。」
こいつから石鹸の匂いがするなんて想像つかねぇけど、明らかにキットンから匂ってくる。
・・・いや。
キットンから匂ってきても、俺の理性はちっとも揺らがねぇけどよ?
揺らいだらそれこそ、相当ヤバイだろ俺。
「ぐふっふっふっふ!トラップ、ダメじゃないですかー逃げたりしちゃぁ。」
キットンから出た言葉に背筋が凍る。
こ、こいつ・・・・まさか・・・・。
「な、何の事だよキットン?」
「壁に耳あり。扉に目あり。ですよ?」
一切悪びれない態度にイラッとくる。
「聞いてたってか?」
「いやぁー。あのままトラップが頑張る様でしたらクレイを引き止めるべく、私が一肌脱ごうと思っていたんですがねぇ。ぎゃっはっはっはっは!」
「うっせぇーよ!大きなお世話だっ!!」
「ぎゃっはっはっはっは!!!しかも、パステルの匂いがしただけで振り向くなんて、ベタ惚れですね、ベタ惚れ!!」
「だから、うっせぇーつうの!なんだよ!おめぇはスグリの匂いで振り向かねぇのかよっ!!」
だぁあっ!イライラするっ!!
「もちろん、振り向きますよ?当然でしょ?」
「・・・・・・・・。」
そんな堂々と・・・・・恥じらいとかねぇのかよ。
お前には。
「・・・・・あっそ。」
なんだか、こいつに付き合うのもめんどくせぇ。
だんだん体も冷えてきたし、そろそろ家に戻ろ・・・・。
「ん・・・・・!?」
玄関に向かって歩いてキットンとすれ違った時に、俺は変な違和感を感じた。
・・・・キットンから石鹸の匂いがしねぇ。
いや。でもさっき確かにこいつから匂いがしてきたのに?
「・・・・キットン、風呂入ったんじゃねぇの?」
「はい?もちろん入ってませんよ?」
「威張んじゃねぇーよ!ったく。じゃあさっきの匂いは・・・・?」
もしかして、あいつも外にいるのか?
ぐるりと見渡すが、パステルの姿は何処にもない。
「ふふふっ!さっきのは、私の素晴らしいプンスー魔法です!!」
「・・・・・しょーもねぇ。」
一気に脱力。
「たかがそんな匂いのために魔法を使ってんじゃねぇーよ!」
ゴツンと拳骨を落とすと、文句を言いながらも負けじと言い返してきた。
「何を言ってるんですか!?愛しい人の匂いと言うものは精神安定剤になるんですよ!?
まるで此処にいてるかのように、目には見えなくても触れられなくっても絶対的な安心が得られる、存在を感じられる大切なものなんです!
現にあなたも石鹸の匂いだけでパステルを連想したではありませんか!!」
「ぅぐっ、そうだけどよぉ・・・。なんか、変態臭いぞおめぇ・・・・。」
「私の事は良いんです!それよりもトラップ。
ちゃんとパステルにフォロー入れないと後々、面倒な事になりますよ?」
「それこそ、おめぇには関係ねぇだろっ!!」
くそぉー。
こいつは痛いとこ突いてくんじゃねぇよ!
「・・・・トラップは何を躊躇っているのですか?いつまでも悪戯に誤魔化してなんかいないで、パステルに正直に話してみてはどうですか?不安で仕方ないって。」
「ばっ!!んな事言えるか!笑われるのがオチだろ!?」
「パステルは笑ったりしません。そう言う子でしょ?」
「・・・・・・・・・。」
「ありのままの貴方もちゃんと受け止めてくれる。パステルはそう言う子です。きっと貴方一人で抱えている方がパステルも辛いと思いますよ?トラップ、貴方の今の気持ちを正直に打ち明けてみてはどうですか?」
「・・・・・・・・・。」
「パステルはまだ起きてると思いますよ。さっきリビングに居てましたから。私は先に休みます。」
そう言って俺に背を向けて玄関に向かう背中に口を開く。
「・・・・・さんきゅ。キットン。」
キットンは少し振り返りながらいつもの笑顔で
「おやすみなさい。」
そう言うと玄関の中へと消えた。
あいつにちゃんと話そう。
そして、もうしばらくプロポーズは先送りにしよう。
別に逃げるわけじゃねぇ。
ただ今は、俺の正直な話を聞いて欲しいだけだ。
癒えぬ傷跡の先にある未来は真っ暗闇だけじゃねぇ。
それを教えてくれたあいつに。
パステルに出会えた幸せをかみ締めながら俺は玄関をくぐった。
癒えぬ傷跡と共に歩いていくお前が好きだと。
おしまい。
お、終わりましたー!!
なんとか丸く収まったのでしょうか・・・・・??ドキドキ
いつもキットンはいいヤツです。(トラパシストにとって。笑wwww
いーやーだー!
体調・・・・あんまり宜しい感じじゃありません・・・・。
一ヶ月以上咳が止まらない上に、最近は鼻まで・・・ずびびびびぃー!!
そんな状況に追い討ちをかけるかの様に蕁麻疹(じんましん)発症・・・・。
カーユーイー!!
アレルギーなのかなんなのかさっぱり分かりませんが、取り敢えず全身が痒いっ!!
5年ぶりだなぁ・・・・こんなのなるの・・・・。(遠い目
普段は健康体なだけに、ダメージがデカイ;
色々と、叫びたい事ややりたい事たくさんあるのに、体力が持たないですー。orz
和稀さんの『来年はトラップ年!!』発言に「何かしたーい!!」とノリノリvvvvvな事とか。
先生ー!FQ20周年おめでとうございます!!を叫び逃したり。
沙石さんの電波が受け取れず、またまた絵チャ逃したり・・・・。
(す、すみません!!ちゃんとメルフォ届いてます!!下でお返事させていただいてますのでー。ペコ;
何してんのー!?私の大ばか者ー!!って気分です。
くっそーうぅぅ・・・・
空回りバッカリだわ;;;;
パチコメのお返事も・・・遅れてて本当にすみません;
いつも通り、たたんでありますのでどうぞー!!
あぁそうだ。
『癒えぬ傷跡』のトラップ、あまりのへたれっぷりに自分で読み返してて笑けました☆
あの終わり方は私自身も「ちょ!?続きはどうなったの???」
と思ってしまったので、体調が落ち着いたらトラップたちのその後を書いてみたいと思います。笑
よし!
『病は気から』って言うもんね!
弱気にならずに、元気出してがんばるぜー☆
お待たせしましたー!!
2000HITOVERお礼です!!
どうぞー☆
《癒えぬ傷跡》
俺らは冒険者なんだ。
冒険中、怪我する事だって時には命を落としちまう事もある。
そう言う世界で生きてんだから怪我の一つや二つ、一々気にしてなんかいられねぇ。
冒険者っつー仕事している以上覚悟の上だろ?
怪我しちまっても、いつかは治る。
・・・・・・けど・・・・・・
傷跡は残るんだ。
あいつの傷は癒えて今は痛みも感じねぇんだろうが、俺の心はずっと痛いまま。
あの時の事を思い出すたび、あいつの傷跡が視界に入るたびに俺の胸の奥が癒えない古い傷のようにツキンと痛む。
あの時、俺はただ見ているしか出来なかった。
目の前の壁を叩き壊す力も。
傍であいつと共に戦う事も。
俺が出来た事・・・・。
それは、ただひたすら馬鹿みてぇにあいつの名前を叫ぶ事だけだった。
もしも・・・・・あの時クレイが居なかったら?
もし、シドの剣がなかったら・・・・?
考え出したらキリのねぇ不安が胸をよぎってく。
あの時パステルを攻撃したのはモルモ村のデュムリュムだが、真犯人は間違いなくあいつ。
『闇の行商人』
無意識にギリッと奥歯をかみ締めて、新月の暗闇と見えない敵を睨み付ける。
あいつだけは、この手で倒さなきゃ気がすまねぇ!!
でも倒す為には、今のままじゃ到底勝てやしないだろう。
俺が戦闘向きじゃねぇことは自分が一番分かってる。
今更俺が剣の特訓をした所で、付け焼刃くらいにしかならない。
それなら、俺が持ってるスキルを強化するのが妥当だろう。
盗賊としてのスキル、飛び道具の命中の良さ、そして僅かにある魔力。
自分の手のひらをしばらくじっと見つめた後、ギュッと握る。
この決意を放す事の無い様に、と。
俺は・・・・・
大切なものをちゃんと守れる様にもっと強くならなきゃいけねぇっ!
次は、『もしも・・・』なんてあめぇ世界じゃないかも知れねぇから。
もっと強く!!
ただ見ているだけなんて、もう真っ平ゴメンだ!
「トン!トン!」
いきなり物音がして我に返った。
自分の手を見ると爪がめり込んで外は真っ白、中は真っ赤になっていた。
「トラップー?起きてるんでしょ?」
俺の心とは正反対な、平和で呑気そう・・・いや実際呑気な声が聞こえて、握り締めた拳を少し緩める。
「・・・・なんだよ。」
ガチャっと音がして扉が開くと、ひょこりとパステルの呑気な顔が覗いた。
が、すぐにその顔が怪訝そうに歪む。
「明かりも付けないでどうしたの?」
パステルは急な暗闇に目が慣れてないのか、キョロキョロと視界を動かして俺を探している。
ふと、窓に浮かんだ影を見つけたんだろう。
暗闇の中でパステルと目が合った。
「・・・・出窓に座ってるの?トラップ、どうかしたの?」
心配そうな声が届く。
「別に?なんでもねぇよ。」
敢えて明るめに返事を返したが、俺の言葉を信じるつもりがねぇのか足元を確かめながら、ゆっくりと近づいてきた。
「こんな真っ暗に一人で、なんでもねぇは無いでしょう?」
ため息を一つ落として俺の正面に立ったパステルの顔は心配そうだった。
「明かり、付けなくっていい?」
無遠慮に明かりを付けるんじゃなくって、俺の意を汲んでくれたパステルの気持ちが嬉しかった。
「・・・・ああ。」
「そっか。」
それだけ言うと、俺の横にちょこんと腰を下ろした。
そのままパステルが部屋を出て行くと思っていた俺は少し驚いた。
「何か用か?」
俺がそう聞くとパステルは、ポン!と手を叩いて
「あ!そうだった!あのねさっきお風呂に入ったらさ、コレ、洗面所に忘れてたからさ。」
と、ずいっ!と右手をグーにして俺の前に突き出した。
「???」
条件反射でパステルの握り締めた右手の下に、自分の手をパーに開く。
ポトン。
俺の手のひらに落ちてきたのは、カイラニの町で買ったドラゴンのレリーフの付いたあの、ネックレスだった。
「あー、忘れてたのか。サンキュー。」
お礼を言って顔上げると、暗闇にパステルの手の甲が浮かんでいて・・・・。
ツキン!
(あっ・・・・)
声には出さなかったが、思わず唇が言葉を形作っていた。
「どうしたの?」
パステルは自分の手の甲に何かあるの?と覗きこむ。
「何?何か付いてた??」
不思議そうに眺めているパステル。
「・・・・わりぃ。」
突然謝った俺を、さらに不思議そうに見つめていて。
「・・・・何?突然どうしたの?トラップ変だよ、さっきから。」
「傷、残っちまったな。」
ポツリと漏らした俺の言葉を聞いて、パステルは「何の事?」と首を傾げてる。
改めて自分の手の甲を見つめて、やっと分かったらしい。
「あぁ!もしかして、この火傷の痕の事?」
ツキン・・・!
「ああ。」
俺の心は相変わらず痛むが、パステルの表情は晴れやかだった。
「大丈夫だよ!トラップ。」
にっこりと、一点の曇りも無い笑顔で続ける。
「そりゃあ傷跡は一生残るかもしれないけど、今はちっとも痛まないし・・・・・何より、私が冒険者として生きてた証みたいじゃない?」
そう言って自分の台詞に照れたのか、『えへへー』と締まりのない顔で笑う。
こいつは・・・・・。
何処までも平和と言うか、呑気と言うか・・・・
前向きな奴なんだ。
今まで凍えて硬くなっていた俺の心は、その一言に溶かされていく。
それと同時に、強張った表情も握り締めたままだった俺の手のひらにも、いつもの温かさが戻ってきた。
こいつの温もりが伝染ったみたいに。
「クレイやノルたちに比べたらこんな傷、どうって事無いよ?それにあの時トラップ、一番に私の所に駆けつけてくれたじゃない?ちゃんとお礼言ってなかったよね。
嬉しかったよトラップ!ありがとう!!」
そう、ずっとニコニコしたまま俺の手を優しく、でも心強くしっかりと握り締めたパステルの瞳は真っ直ぐだった。
強い心だと思った。
それは俺には絶対真似の出来ねぇ、しなやかな強さだった。
俺が惚れた瞳。
笑顔。
想い。
パステル・G・キングのすべて。
ははっ!敵わねぇ。
思わず、
「くっくっく!」
と、笑いが零れる。
突然笑い出した俺をキョトンと見つめるパステルの顔を見てると、いつもの悪戯心に火がついた。
握り締められてた手で、反対にパステルの華奢な手を握り締めてやる。
「な・・・何?」
パステルの第六感が何かを感じたのか、後ずさりをするパステル。
でも。
逃がすつもりねぇ。
放さねぇよこの手は、一生な。
「パステル・・・・今後冒険で大きな傷を負うことがあるかも知れねぇよな?」
神妙な顔をした俺を見て、
「う、うん・・・?」
目の前のパステルも神妙な面持ちで頷く。
握り締めたままのパステルの手の甲に、俺の唇を落とす。
チュッ。
そんな効果音がして、パステルの顔が一気に真っ赤になっていく。
このキスは俺をまた惚れさせてくれたお礼のつもり。
「でも、俺がそんなことさせねぇよ。」
「へ・・・・?どういう・・・・?」
パステルの大きなはしばみの瞳が、さらに大きく見開かれる。
「一生、俺がパステルの事を護るって事だ。」
「なんだか、それって・・・プロポーズみたいだよ?トラップ?」
おぉ!?珍しく分かってんじゃん。
そのままパステルをぐいっと自分の方へ引っ張って、抱きしめる。
すると、パステルの風呂上りの石鹸の香りに、俺の何かがグラリと揺れた。
やべっ!!!!!
そういや、こいつ風呂入る時に洗面所でネックレスを見つけたんだった!!
今更後悔してもおせぇ・・・・。
悪戯を仕掛ける所か、俺の方がこいつの甘い罠にはまりそうで・・・・。
頭の中でもう一人の俺が警告を鳴らしてる。
「ト、トラップー!!??」
俺の腕の中でジタバタもがくパステルの香りに更に酔ってしまったのか、俺の思考回路はショート寸前だ。
やべぇ・・・
本気でやばい!!
ぐいっ!とパステルを引き離すと、上気したいつもは白い頬と上目遣いに潤んだ瞳が飛び込んできた。
ばっ!!!
だから、やべぇって言ってんだろーがっ!!!
いろいろ限界に陥った俺は、パステルを置いて部屋を飛び出した。
部屋の前でクレイとぶつかったが、そんなの気にしてる暇はない。
冷静になれ!!
そう心の中で叫びながら家も飛び出して・・・・。
「なんだぁ?トラップの奴顔真っ赤だったけど、何があったんだ?」
そう言って自分の部屋を開けたクレイは、更に不可思議な光景を目にした。
「え・・・・?パステル??こんなくらい部屋で何してるんだ?」
クレイの疑問はもっともで・・・パステルは返事に困ってしまった。
「え・・・っとー。な、何でもないよー?」
あはっ。あははー。と乾いた不自然な笑いを残してパステルは部屋を出て行った。
「???なんなんだぁ?一体・・・?」
そうぼやいた彼の背後から声がした。
「いやいやー。トラップもまだまだですねー。ぎゃっはっはっはっは!!!」
おしまい。
2000HITOVERお礼です!!
どうぞー☆
《癒えぬ傷跡》
俺らは冒険者なんだ。
冒険中、怪我する事だって時には命を落としちまう事もある。
そう言う世界で生きてんだから怪我の一つや二つ、一々気にしてなんかいられねぇ。
冒険者っつー仕事している以上覚悟の上だろ?
怪我しちまっても、いつかは治る。
・・・・・・けど・・・・・・
傷跡は残るんだ。
あいつの傷は癒えて今は痛みも感じねぇんだろうが、俺の心はずっと痛いまま。
あの時の事を思い出すたび、あいつの傷跡が視界に入るたびに俺の胸の奥が癒えない古い傷のようにツキンと痛む。
あの時、俺はただ見ているしか出来なかった。
目の前の壁を叩き壊す力も。
傍であいつと共に戦う事も。
俺が出来た事・・・・。
それは、ただひたすら馬鹿みてぇにあいつの名前を叫ぶ事だけだった。
もしも・・・・・あの時クレイが居なかったら?
もし、シドの剣がなかったら・・・・?
考え出したらキリのねぇ不安が胸をよぎってく。
あの時パステルを攻撃したのはモルモ村のデュムリュムだが、真犯人は間違いなくあいつ。
『闇の行商人』
無意識にギリッと奥歯をかみ締めて、新月の暗闇と見えない敵を睨み付ける。
あいつだけは、この手で倒さなきゃ気がすまねぇ!!
でも倒す為には、今のままじゃ到底勝てやしないだろう。
俺が戦闘向きじゃねぇことは自分が一番分かってる。
今更俺が剣の特訓をした所で、付け焼刃くらいにしかならない。
それなら、俺が持ってるスキルを強化するのが妥当だろう。
盗賊としてのスキル、飛び道具の命中の良さ、そして僅かにある魔力。
自分の手のひらをしばらくじっと見つめた後、ギュッと握る。
この決意を放す事の無い様に、と。
俺は・・・・・
大切なものをちゃんと守れる様にもっと強くならなきゃいけねぇっ!
次は、『もしも・・・』なんてあめぇ世界じゃないかも知れねぇから。
もっと強く!!
ただ見ているだけなんて、もう真っ平ゴメンだ!
「トン!トン!」
いきなり物音がして我に返った。
自分の手を見ると爪がめり込んで外は真っ白、中は真っ赤になっていた。
「トラップー?起きてるんでしょ?」
俺の心とは正反対な、平和で呑気そう・・・いや実際呑気な声が聞こえて、握り締めた拳を少し緩める。
「・・・・なんだよ。」
ガチャっと音がして扉が開くと、ひょこりとパステルの呑気な顔が覗いた。
が、すぐにその顔が怪訝そうに歪む。
「明かりも付けないでどうしたの?」
パステルは急な暗闇に目が慣れてないのか、キョロキョロと視界を動かして俺を探している。
ふと、窓に浮かんだ影を見つけたんだろう。
暗闇の中でパステルと目が合った。
「・・・・出窓に座ってるの?トラップ、どうかしたの?」
心配そうな声が届く。
「別に?なんでもねぇよ。」
敢えて明るめに返事を返したが、俺の言葉を信じるつもりがねぇのか足元を確かめながら、ゆっくりと近づいてきた。
「こんな真っ暗に一人で、なんでもねぇは無いでしょう?」
ため息を一つ落として俺の正面に立ったパステルの顔は心配そうだった。
「明かり、付けなくっていい?」
無遠慮に明かりを付けるんじゃなくって、俺の意を汲んでくれたパステルの気持ちが嬉しかった。
「・・・・ああ。」
「そっか。」
それだけ言うと、俺の横にちょこんと腰を下ろした。
そのままパステルが部屋を出て行くと思っていた俺は少し驚いた。
「何か用か?」
俺がそう聞くとパステルは、ポン!と手を叩いて
「あ!そうだった!あのねさっきお風呂に入ったらさ、コレ、洗面所に忘れてたからさ。」
と、ずいっ!と右手をグーにして俺の前に突き出した。
「???」
条件反射でパステルの握り締めた右手の下に、自分の手をパーに開く。
ポトン。
俺の手のひらに落ちてきたのは、カイラニの町で買ったドラゴンのレリーフの付いたあの、ネックレスだった。
「あー、忘れてたのか。サンキュー。」
お礼を言って顔上げると、暗闇にパステルの手の甲が浮かんでいて・・・・。
ツキン!
(あっ・・・・)
声には出さなかったが、思わず唇が言葉を形作っていた。
「どうしたの?」
パステルは自分の手の甲に何かあるの?と覗きこむ。
「何?何か付いてた??」
不思議そうに眺めているパステル。
「・・・・わりぃ。」
突然謝った俺を、さらに不思議そうに見つめていて。
「・・・・何?突然どうしたの?トラップ変だよ、さっきから。」
「傷、残っちまったな。」
ポツリと漏らした俺の言葉を聞いて、パステルは「何の事?」と首を傾げてる。
改めて自分の手の甲を見つめて、やっと分かったらしい。
「あぁ!もしかして、この火傷の痕の事?」
ツキン・・・!
「ああ。」
俺の心は相変わらず痛むが、パステルの表情は晴れやかだった。
「大丈夫だよ!トラップ。」
にっこりと、一点の曇りも無い笑顔で続ける。
「そりゃあ傷跡は一生残るかもしれないけど、今はちっとも痛まないし・・・・・何より、私が冒険者として生きてた証みたいじゃない?」
そう言って自分の台詞に照れたのか、『えへへー』と締まりのない顔で笑う。
こいつは・・・・・。
何処までも平和と言うか、呑気と言うか・・・・
前向きな奴なんだ。
今まで凍えて硬くなっていた俺の心は、その一言に溶かされていく。
それと同時に、強張った表情も握り締めたままだった俺の手のひらにも、いつもの温かさが戻ってきた。
こいつの温もりが伝染ったみたいに。
「クレイやノルたちに比べたらこんな傷、どうって事無いよ?それにあの時トラップ、一番に私の所に駆けつけてくれたじゃない?ちゃんとお礼言ってなかったよね。
嬉しかったよトラップ!ありがとう!!」
そう、ずっとニコニコしたまま俺の手を優しく、でも心強くしっかりと握り締めたパステルの瞳は真っ直ぐだった。
強い心だと思った。
それは俺には絶対真似の出来ねぇ、しなやかな強さだった。
俺が惚れた瞳。
笑顔。
想い。
パステル・G・キングのすべて。
ははっ!敵わねぇ。
思わず、
「くっくっく!」
と、笑いが零れる。
突然笑い出した俺をキョトンと見つめるパステルの顔を見てると、いつもの悪戯心に火がついた。
握り締められてた手で、反対にパステルの華奢な手を握り締めてやる。
「な・・・何?」
パステルの第六感が何かを感じたのか、後ずさりをするパステル。
でも。
逃がすつもりねぇ。
放さねぇよこの手は、一生な。
「パステル・・・・今後冒険で大きな傷を負うことがあるかも知れねぇよな?」
神妙な顔をした俺を見て、
「う、うん・・・?」
目の前のパステルも神妙な面持ちで頷く。
握り締めたままのパステルの手の甲に、俺の唇を落とす。
チュッ。
そんな効果音がして、パステルの顔が一気に真っ赤になっていく。
このキスは俺をまた惚れさせてくれたお礼のつもり。
「でも、俺がそんなことさせねぇよ。」
「へ・・・・?どういう・・・・?」
パステルの大きなはしばみの瞳が、さらに大きく見開かれる。
「一生、俺がパステルの事を護るって事だ。」
「なんだか、それって・・・プロポーズみたいだよ?トラップ?」
おぉ!?珍しく分かってんじゃん。
そのままパステルをぐいっと自分の方へ引っ張って、抱きしめる。
すると、パステルの風呂上りの石鹸の香りに、俺の何かがグラリと揺れた。
やべっ!!!!!
そういや、こいつ風呂入る時に洗面所でネックレスを見つけたんだった!!
今更後悔してもおせぇ・・・・。
悪戯を仕掛ける所か、俺の方がこいつの甘い罠にはまりそうで・・・・。
頭の中でもう一人の俺が警告を鳴らしてる。
「ト、トラップー!!??」
俺の腕の中でジタバタもがくパステルの香りに更に酔ってしまったのか、俺の思考回路はショート寸前だ。
やべぇ・・・
本気でやばい!!
ぐいっ!とパステルを引き離すと、上気したいつもは白い頬と上目遣いに潤んだ瞳が飛び込んできた。
ばっ!!!
だから、やべぇって言ってんだろーがっ!!!
いろいろ限界に陥った俺は、パステルを置いて部屋を飛び出した。
部屋の前でクレイとぶつかったが、そんなの気にしてる暇はない。
冷静になれ!!
そう心の中で叫びながら家も飛び出して・・・・。
「なんだぁ?トラップの奴顔真っ赤だったけど、何があったんだ?」
そう言って自分の部屋を開けたクレイは、更に不可思議な光景を目にした。
「え・・・・?パステル??こんなくらい部屋で何してるんだ?」
クレイの疑問はもっともで・・・パステルは返事に困ってしまった。
「え・・・っとー。な、何でもないよー?」
あはっ。あははー。と乾いた不自然な笑いを残してパステルは部屋を出て行った。
「???なんなんだぁ?一体・・・?」
そうぼやいた彼の背後から声がした。
「いやいやー。トラップもまだまだですねー。ぎゃっはっはっはっは!!!」
おしまい。