ゆうゆうかんかん 悠悠閑閑
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800HITお礼小説です。
前回はトラパスじゃなかったので、今回はトラパスでお送りします!
いつもお越しくださる皆さまに,感謝の気持ちを込めてv
《トラップの好きな人》
「ねぇパステル。トラップに今,好きな子がいるか聞いて来て欲しいんだけど。」
シルバーリーブに居てると、こんなお願いはしょっちゅうだ。
いつもの私なら、うんざりしながらこう言う。
「悪いけど、本人に直接確認してちょうだい。」
ってね。
昔は頼まれる度に律儀に聞いてあげてたんだけど・・・・いつからかトラップがね、答えてくれないようになった。
答えてくれないばかりか、私を睨んでくるし機嫌も一気に悪くなるんだよね。
私は聞かれた事を伝えてるだけなのによ!?
だから最近は、私もこの手の質問には関わらないようにしているんだ。
・・・けどね、今回は違った。
「えっ!?今、トラップの好きな人って言った・・・よね?」
「うん、そう。トラップの好きな人。気になってるくらいでもいいんだけど、そう言う相手がいるのか、聞いてきてくれない?」
改めて私に『お願い』をしている人に確認する。
「パステルにしか頼めなくって・・・。」
そう言って照れた様に笑ってる人物・・・。
(いや!パステル!世の中にはいろんな人がいるんだから、偏見の目で見ちゃダメよ!)
(でもトラップにそんな趣味は無いと思うし・・・。)
(ううん。他人が口出すことじゃないよね!ここはトラップに任せよう!)
そう自分に言い聞かせて
「もしも、力になれなかったらごめんね。」
と相手に謝った。
でも相手の人はニッコリ笑って、
「ううん。それはそれでもいいから、パステルからトラップに聞いてくれる事に意味があるからね。あ。もしも教えてくれなかったら名前だしてくれてもいいから。」
「あなたの名前、トラップに言ってもいいの?」
「うん。大丈夫!で、もしも『好きな人はいない』って返事だったら、告白するつもりだからってトラップに伝えて。」
じゃあ、よろしく。と言って帰っていった。
う ん。
私は、なんてトラップに伝えたらいいんだろう。
今まで通り「好きな子いてる?」なんて聞いてもきっと教えてくれないだろうし、きちんと事情を話すべき・・・?
本人も名前出していいよって言ってたもんね。
私なら、告白する前に「私、あなたが好きですよ!」なんて、とてもじゃないけど言えないけどさ。
あの人・・・よっぽど自信があるのかなあ?
私がウンウン悩んでいると、誰かが私の肩をポンポンと叩いた。
「ト、トラップー!!??」
振り返ると、悩みの張本人がいきなり立っていたからびっくり。
「んな、驚くこたぁねぇだろーが。・・・・・それより、あいつと何話してたんだ?」
ムッとした顔のトラップ。
「あいつって?」
「さっきまで、ここでしゃべってたじゃねーか。」
ああ。私の頭を悩ませてる、あの会話ね・・・。
私があれこれ悩んでも仕方ないよね、「実はね・・・」と話を切り出す事にした。
「さっきの人に、トラップに好きな人がいるか聞いて欲しいって頼まれたの。」
「はあぁ!?お前じゃなくて、俺の好きな人?あいつが?なんで?」
そんな矢継ぎ早に質問されても、私だってわかんないよー!
こっちが聞きたいくらいなのに。
「私も確認したんだよ?トラップだよね?って。でも本人はそうだって言い切るし、人の恋愛感に口出しするのも悪いかなって思って・・・引き受けちゃった。」
トラップは眉間にしわを寄せて、頭が痛いって顔をしてる。私も頭痛いよ・・・。
状況に付いていけないもん。気持ちがね。
「どうする?トラップ、なんて返事しておけばいい?」
トラップはチラッと私を見て、
「・・・他にあいつ、何も言ってなかったのか?」
ため息をつきながら、険しい顔で聞いてくる。
体中から『なんで俺なんだ?』って空気をかもし出しているし。
うんうん。解るよ、トラップの気持ち!
「えーっとね、・・・言いにくいんだけど・・・」
「・・・なんだよ。」
次の言葉を神妙な面持ちで、待ってるトラップだけど・・・相手の気持ちを伝えたら、傷つくんじゃないだろうか?
「いいから言えよ!」
気の短いトラップに急かされる。
えーい!なるようになれっ!
「実は、トラップに好きな人がいないなら、告白するって言ってたんだ。」
トラップの体がピシッ!と固まった。
そりゃそうだよね。固まるよねふつう。
「大丈夫?トラップ・・・。」
「告白って、俺に告白するって言ってたのか?あいつ。」
「えっと・・・」
あれ?どうだったっけ?告白するとは言ってたけど、『トラップに』とは言ってなかったかもしれない。
そう伝えると、いきなりトラップの表情が変わった。
さっきまでは難しい顔をしていたのに、憮然とした顔に変わっている。
「おまっ!誤解させんじゃねーよ!男に告白されたのかと思って、びびっただろーが。」
「えぇ!?なんで?彼、トラップの事が好きなんでしょ?」
そう。私に頼んできた相手は男の人で、私がよく行く図書館で司書をしてる人なんだよね。
すごく好青年って感じで、話もよく弾む相手だったから、「トラップの好きな人を・・」って言われた時の私の驚きは半端じゃなかった。
・・・んだけど、あれ?違うの?
「お前、どこまで鈍いんだよ。告白されるのは俺じゃなくって、十中八九お前だろーが。」
「えええぇえ!!??わたしー!?」
予想だにしてなかった答えに目をひん剥く。
「んじゃ、あいつに俺には好きなやつはいねぇって伝えておいてくれ。頑張れよ、パステル。」
ニヤッと笑って、意地悪な笑顔のまま私を置いて去っていくトラップ・・・。
うそでしょー!?なんで、こんな展開になるのー!?
いやだー!気が重ーい!!
1人途方に暮れていると、トラップが走って戻ってきた。
「言い忘れてた。あいつに俺が『ぶっ殺す!』って言ってたって伝えとけ。絶対伝えろよ!・・・んな悲壮な顔すんじゃねぇーよ。大丈夫だって。じゃあな。」
・・・・・・・って、全然大丈夫じゃなーい!!!
1人残された私の頭はまだ、痛いままだった・・・。
おしまい。
「トラップの好きな人を聞いてきて。」というお願いから出来た今回の小説。
普通に女の子から聞かれても、楽しくないので(笑)まさかの男性です。
一番振り回されてるのはパステルですね・・・。
でも、トラップからの伝言された一言で、相手の男性の戦意喪失は確実です。笑
後日、街中でトラップに睨まれでもしたら、暫くパステルには近づいてこないでしょうね。
・・・・・ご愁傷様。
無題
トラパス大好きな「明都[みんと]」と言います♪
小説読ませていただきました。
鈍いパステルに笑っちゃいました(え?)
そして、トラパス最高です♪
ではまた来ますね。
P.Sサイトアドレス一度は入れたのですが、何故かエラーが出るので…。
初めまして!
みいと申します。ようこそおいで下さいました!!
明都(みんと)さんとお呼びするんですね!?
かわいいーvv
小説読んでくださり、ありがとうございます!!
ふふふ。パステルはどこまでも鈍いです☆
トラップもそれを覚悟の上なので、無駄な(笑)アプローチなどしてません。
「告くる時はズバッと言ってやる!」
くらい思ってるかも知れませんね!(ヘタレだけど)
サイトアドレスが撥ねられたのですか??
すみませーん。orz
一応、こちらからも確認してみたのですが・・・・なぜなのか解りません;
重ね重ね、すみませんです。
ぜひ、明都さんのサイトにも遊びに行きたいので、もしご面倒でなければパチコメにでもアドレス頂ければ嬉しいです!!
そして、よろしければお友達になってくださーい!!(恥/////)
コメント、ありがとうございます。
懲りずに、遊びに来てくださいね。お待ちしております!!