ゆうゆうかんかん 悠悠閑閑
悠悠閑閑へようこそ! 当ブログはフォーチュンクエストトラパス中心サイトです。 二次小説や日記などがメインの ブログ名のまま、のんびり運営です。 よろしければどうぞ!
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
《99パーセント》
私がリア・ボンドの店番アルバイトから帰ってくると部屋にはトラップとルーミィがいた。
ルーミィは居たって言うよりも、寝ているといった方が正しいけどね。
「トラップ、ただいまー。」
「・・・おー。」
帰ってきた私を見もしないで、なにやら手元でカチャカチャさせている。
「それ、なにしてるの?」
「んー?」
トラップの手元を覗き込むと、へんてこな金属の塊をあっちにしたり、こっちにしたり動かしていた。
あ!なんか見たことある!
「それって知恵の輪ってやつ!?」
「そ。」
昔、近所のお兄ちゃんがやっていたのを見たことがあったけど、トラップが今やっているのは・・・凄く難しそう。
こんな知恵の輪は見たことないや。
「ねぇ、そんなの出来るの?」
純粋な疑問を口したら、
「ほい、出来た。」
見事にバラバラになった『元・知恵の輪』を見せてくれた。
「っすごーい!トラップて凄いんだね!!私も昔、もっと簡単なのをやった事があるけど一週間くらい掛かったよ!?」
一週間ずーっとガチャガチャさせたら、いきなりポロッて取れたんだよね。
結局、どうすれば取れるのかはわからないままで・・・。
なーんて話をトラップにしたら、大爆笑された。
「んじゃ、おめーにはこの知恵の輪、一生かかってもとけねーよ!」
そう言ってさっきまで解いていた知恵の輪を投げてよこした。
「・・・っ!!い、いつの間に元にもどしたのー!?」
私の手にすっぽりと収まった知恵の輪は、元の金属の塊に戻っていた・・・。
トラップは驚いている私に、ニヤッと笑って
「おめーにやるよ。ま、99パーセント解けねぇと思うけどよ。」
く、くやしーいー!
「言ったわね!?99パーセント駄目でも、あと1パーセントあるもん!絶対に解いて見せるんだから!!」
そう意気込んだ私をびっくりした顔でしばらく見ていたトラップは、急に噴き出した。
「ぶはっ!!おまっ!どんだけ前向きなんだよ。だははははっ!本当におもしれーヤツだな。お前は。」
いつまでも笑ってるトラップをほっといて、さっそく知恵の輪に取り掛かってみる。
・・・・・・さすがに一生は掛からないよね?私・・・・。
おしまい。
戻る
私がリア・ボンドの店番アルバイトから帰ってくると部屋にはトラップとルーミィがいた。
ルーミィは居たって言うよりも、寝ているといった方が正しいけどね。
「トラップ、ただいまー。」
「・・・おー。」
帰ってきた私を見もしないで、なにやら手元でカチャカチャさせている。
「それ、なにしてるの?」
「んー?」
トラップの手元を覗き込むと、へんてこな金属の塊をあっちにしたり、こっちにしたり動かしていた。
あ!なんか見たことある!
「それって知恵の輪ってやつ!?」
「そ。」
昔、近所のお兄ちゃんがやっていたのを見たことがあったけど、トラップが今やっているのは・・・凄く難しそう。
こんな知恵の輪は見たことないや。
「ねぇ、そんなの出来るの?」
純粋な疑問を口したら、
「ほい、出来た。」
見事にバラバラになった『元・知恵の輪』を見せてくれた。
「っすごーい!トラップて凄いんだね!!私も昔、もっと簡単なのをやった事があるけど一週間くらい掛かったよ!?」
一週間ずーっとガチャガチャさせたら、いきなりポロッて取れたんだよね。
結局、どうすれば取れるのかはわからないままで・・・。
なーんて話をトラップにしたら、大爆笑された。
「んじゃ、おめーにはこの知恵の輪、一生かかってもとけねーよ!」
そう言ってさっきまで解いていた知恵の輪を投げてよこした。
「・・・っ!!い、いつの間に元にもどしたのー!?」
私の手にすっぽりと収まった知恵の輪は、元の金属の塊に戻っていた・・・。
トラップは驚いている私に、ニヤッと笑って
「おめーにやるよ。ま、99パーセント解けねぇと思うけどよ。」
く、くやしーいー!
「言ったわね!?99パーセント駄目でも、あと1パーセントあるもん!絶対に解いて見せるんだから!!」
そう意気込んだ私をびっくりした顔でしばらく見ていたトラップは、急に噴き出した。
「ぶはっ!!おまっ!どんだけ前向きなんだよ。だははははっ!本当におもしれーヤツだな。お前は。」
いつまでも笑ってるトラップをほっといて、さっそく知恵の輪に取り掛かってみる。
・・・・・・さすがに一生は掛からないよね?私・・・・。
おしまい。
戻る
PR